Adobe Fireflyで動画生成する使い方 プロンプト例・料金・画像から作る方法まで解説

Adobe Fireflyで動画生成する使い方 プロンプト例・料金・画像から作る方法まで解説

Adobe FireflyでAI動画を作ってみたいものの、「どこから始めればいい?」「日本語で何を書けばいい?」「写真を動かすこともできる?」「無料でどこまで試せる?」と迷っている人もいるでしょう。

Fireflyの動画生成は、基本操作だけならそれほど複雑ではありません。Fireflyで「動画を生成」を開き、モデルや解像度を選び、作りたい映像を文章で説明して生成するのが基本です。

さらに現在のFireflyでは、文章から新しい映像を作るだけでなく、写真やイラストを動かしたり、開始・終了フレームを指定したり、カメラワークを調整したりできます。生成した動画をプロンプトで修正し、1080pや4KへアップスケールするところまでFirefly内で進められます。

この記事では、Adobe Fireflyで動画生成する使い方を、初めて利用する人が実際に操作できる順番で解説します。

テキストから動画を作る方法、画像から動画を作る方法、プロンプトの書き方、モデルの選び方、料金と生成クレジット、4K動画の考え方、商用利用、うまく生成できない場合の対処までまとめて確認していきましょう。

なお、モデルや料金、キャンペーンは変更されることがあります。この記事に掲載している最新仕様や価格は2026年8月9日時点のAdobe公式情報を基準にしています。

  • テキストから動画を生成する基本手順
  • 画像から動画を作る方法とカメラ設定
  • そのまま応用できるプロンプト例
  • モデル選び・料金・4K化・商用利用
  • うまく生成できないときの確認ポイント
目次

Adobe Fireflyの動画生成とは?

Adobe Fireflyの動画生成とは、テキストや画像を入力し、生成AIを使って新しい動画クリップを作る機能です。

Fireflyは現在、画像だけの生成ツールではなく、動画・音声・編集まで扱うクリエイティブ環境へ広がっています。動画では、テキストから作る方法と画像から作る方法を中心に、カメラやスタイル、参照素材を利用した細かな調整もできます。

テキストから動画生成ならゼロから映像を作れる

テキストから動画生成では、作りたい映像を文章で説明します。

例えば「雨上がりの夜の繁華街を黒いコートの人物が歩いている。カメラは人物を横からゆっくり追う」と入力すれば、元となる動画素材を用意しなくても映像を生成できます。

この方法が向いているのは、風景、イメージ映像、Bロール、商品イメージ、アニメーションなどをゼロから作りたい場合です。AdobeもBロールやアニメーション、環境・視覚効果などを動画生成の代表的な用途として挙げています。

ただし、文章だけで人物の顔や商品の形、物体の位置まで毎回完全に固定できるわけではありません。見た目を保ちたい対象がすでに決まっている場合は、画像から動画生成のほうが扱いやすくなります。

画像から動画生成なら写真やイラストを動かせる

画像から動画生成では、静止画を動画の最初のフレームとして読み込み、その画像に動きを加えられます。

人物の髪を風で揺らす、風景写真の雲を動かす、商品写真へゆっくりカメラを近づける、といった使い方ができます。Firefly Videoでは開始フレームだけでなく終了フレームも設定でき、2枚の画像を動画の始点と終点として利用できます。

すでに使いたい写真やイラストがあるなら、毎回テキストだけで同じ構図を再現しようとするより効率的です。

一方で、画像の縦横比が生成動画と合っていないと切り抜きが必要になる場合があります。人物の顔や商品を画面の端に配置した画像は、生成前に切り抜き結果を確認しておきましょう。

Firefly Video Model以外の動画生成AIも選べる

現在のAdobe Fireflyでは、Adobe独自のFirefly Video Modelだけでなく、複数のパートナーモデルも同じ動画生成画面から選択できます。

Adobe公式ヘルプでは、Kling 2.5 Turbo、Kling 3.0、Kling 3.0 Omni、Luma AIのRay系、Runway Gen-4.5、Google Veo 2・Veo 3.1・Veo 3.1 Fastなどが案内されています。さらにSeedance 2.0とSeedance 2.0 FastもFireflyから利用できます。

モデルによって生成できる秒数、解像度、音声、画像参照などの条件が異なります。

そのため、最初からすべてのモデルを覚える必要はありません。まずFirefly Video Modelの基本操作を覚え、必要な機能が足りないときにパートナーモデルへ切り替えるのがわかりやすい使い方です。

初心者がAdobe Fireflyで動画生成するときのおすすめ初期設定

Fireflyを初めて使うと、モデル、解像度、縦横比、カメラなど設定項目の多さに戸惑うかもしれません。

最初からすべてを使いこなそうとするより、「まず1本生成して仕組みを理解する」ための設定に絞るほうが失敗を減らせます。

迷ったら、まずはこの設定
項目初めて使う場合の目安理由
モデルFirefly Video基本機能を理解しやすい
解像度540p試行錯誤時のクレジット消費を抑えやすい
長さ5秒Firefly Videoの基本的な生成単位
FPS24FPS標準設定
縦横比公開先に合わせる後から無理に切り抜くのを避ける
カメラ最初は「なし」または「静止」被写体の動きとカメラの動きを切り分けやすい

Firefly Video Modelでは、24FPSの動画生成について540pが1秒20クレジット、720pが1秒50クレジット、1080pが1秒100クレジットです。5秒ならそれぞれ100、250、500クレジットとなります。

最初は低解像度で構図を決める

AI動画は、最初の生成だけで思いどおりになるとは限りません。

人物の向き、背景、カメラの動きなどを確認する段階から1080pを使うと、試行錯誤だけで多くのクレジットを消費します。

そのため、最初は540pで「映像の内容が合っているか」を確認し、プロンプトが固まったあとに720pや1080pへ上げる方法が効率的です。解像度によって消費クレジットが変わることはAdobe公式でも明示されています。

ただし、最初から納品用の1回だけを生成する場合などは、必ず低解像度から始める必要はありません。

試行錯誤の回数が多くなりそうかどうかで判断しましょう。

縦横比は公開先を先に決める

動画を生成してから縦長や横長に変更すると、被写体が切れたり、重要な部分が画面外に出たりすることがあります。

YouTubeなど一般的な横動画を想定するなら16:9、ShortsやReelsなど縦動画なら9:16といったように、公開先を先に決めておくと無駄がありません。

ただし、選択できる縦横比はモデルによって異なります。例えばKling 2.5 Turboでは16:9、1:1、9:16、Kling 3.0系では16:9と9:16がAdobe公式ヘルプで案内されています。

Adobe Fireflyで動画生成する使い方を7ステップで解説

ここからは、テキストから動画を作る基本的な流れを順番に見ていきます。

Fireflyの画面はアップデートで変わる可能性がありますが、「動画生成画面を開く→モデルを選ぶ→画質や比率を決める→プロンプトを書く→生成する」という流れを理解しておけば対応できます。

STEP

1.Adobe Fireflyへログインして「動画を生成」を開く

Adobe Fireflyへアクセスし、Adobe IDでログインします。

Fireflyの左側にある「動画」から「動画を生成」を選択します。現在のFireflyワークスペースでは、動画生成のほかに動画編集、翻訳、アップスケールなどにも動画メニューからアクセスできます。

ここで注意したいのは、「動画エディター」と「動画を生成」は同じ画面ではないことです。

初めてAI動画を1本作りたいだけなら、まず「動画を生成」から始めると迷いにくいでしょう。

STEP

2.動画生成モデルを選ぶ

「一般設定」にあるモデルから、利用する動画生成AIを選びます。

基本操作を覚えたいなら「Firefly Video」を選んで問題ありません。Adobeの現在の案内ではFirefly Videoが基本モデルですが、初回生成時にVeo 3.1が選択される場合があるため、Firefly Videoを使いたい人はモデル名を確認してください。

モデルを変えると、利用できる解像度、長さ、画像参照、音声なども変化します。

「説明で見た設定が自分の画面にはない」という場合は、不具合と判断する前にモデルが同じか確認しましょう。

STEP

3.解像度と縦横比を設定する

次に動画の解像度と縦横比を選びます。

試作なら低解像度、本番用なら必要に応じて720pや1080pというように使い分けると、生成クレジットを管理しやすくなります。

縦横比も動画の用途に合わせます。

横長で作ったあとに縦動画へ大きく切り抜くと構図が崩れることがあるため、SNSなど投稿先が決まっているなら生成前に設定しましょう。

STEP

4.作りたい動画をプロンプトに入力する

プロンプト欄に、生成したい映像を文章で入力します。

「猫の動画」「映画みたいな街」のような短い単語だけでなく、被写体、動作、場所、カメラ、光や雰囲気まで具体化したほうが意図を伝えやすくなります。

Adobeは動画プロンプトについて「ショットの種類+キャラクター+アクション+場所+美的表現」という組み立て方を紹介しています。またFirefly web版の動画生成では、少なくとも8語、1800文字以内のプロンプトが案内されています。

例えば、

「夕暮れの海辺を白い犬がゆっくり歩いている。カメラは犬と同じ高さから横方向へ追従する。波が静かに打ち寄せ、夕日の暖かい光が水面に反射している。映画のような自然な映像、浅い被写界深度。」

といった形です。

長く書けば必ず成功するわけではありません。必要な情報を具体的にしながら、矛盾する指示を増やさないことが大切です。

STEP

5.必要ならカメラやスタイルを設定する

Firefly Videoでは、プロンプトとは別にショットサイズ、カメラアングル、カメラモーションを設定できます。

ショットサイズにはクローズアップ、ミディアムショット、ロングショットなどがあり、アングルにはアイレベル、ハイアングル、ローアングル、トップダウン、航空写真などがあります。

カメラモーションではズームイン、ズームアウト、左右への移動、上下へのチルト、静止、ハンドヘルドなどを選べます。

注意したいのは、プロンプトと設定を矛盾させないことです。

設定で「静止」を選択しながら、文章には「カメラが人物の周囲を激しく回り込む」と書くような指示は避けましょう。

STEP

6.「生成」を選択して結果を確認する

設定が完了したら「生成」を選択します。

生成された動画を見て、まず「被写体」「動作」「背景」「カメラ」のどこが意図と違ったのかを分けて考えましょう。

AI動画では、全部の文章を毎回書き直すより、問題があった部分だけ変えたほうが改善点を判断しやすくなります。

Adobeも、意図しない結果が出た場合はプロンプトを書き換えて目的に近づける方法を案内しています。

STEP

7.保存するか、そのまま編集へ進む

動画の生成が終わると、結果を端末へダウンロードできます。

生成した画像や動画はFireflyの「生成の履歴」にも自動保存され、動画をAI動画エディターへ取り込んで編集することもできます。

少しだけ背景や物体を直したい場合は、動画をすべて作り直さなくても「プロンプトでクリップを編集」を使えるケースがあります。

現在はKling 3.0 Omni、Runway Gen-4 Aleph、Ray3.14 Modify、Ray3 Modifyなどのパートナーモデルを利用し、オブジェクトの追加・削除や背景変更などをテキストで指示できます。

Adobe Fireflyの動画生成プロンプトを書く5つのコツ

動画の仕上がりを左右しやすいのがプロンプトです。

難しい専門用語を大量に覚える必要はありませんが、「何が映っているか」だけでなく「時間の中で何が起こるか」まで書くことが、静止画生成との大きな違いです。Adobeも、アクション、カメラ、時間要素などを動画プロンプトの重要項目として挙げています。

被写体だけでなく動作を書く

「黒猫」「女性」「スポーツカー」のように被写体しか書かなければ、何が起こる動画なのかをAI側へ大きく委ねることになります。

「黒猫がテーブルの上から床へ静かに飛び降りる」のように、時間方向の動きを明確にしましょう。

プロンプトを考えるときは、次の5要素を順番に整理すると書きやすくなります。

  • ショット・カメラ:クローズアップ、ロングショット、ズーム、追従など
  • 被写体:人物、動物、商品など何を映すか
  • アクション:歩く、振り向く、揺れる、飛ぶなど何が起きるか
  • 場所・背景:海辺、部屋、夜の街、森など
  • 映像の雰囲気:映画風、自然光、アニメ調、幻想的など

Adobeもほぼ同じ考え方で、ショット、キャラクター、アクション、場所、美的表現を組み合わせる方法を示しています。

カメラの動きと被写体の動きを分けて考える

「人物が歩く」と「カメラが人物を追う」は別の動きです。

この2つを分けて考えるだけでも、プロンプトはかなり整理しやすくなります。

例えば、

「女性が画面の奥へ歩いていく。カメラはその場に固定されている」

と、

「女性が画面の奥へ歩いていく。カメラは一定の距離を保ちながら後ろから追従する」

では、同じ人物の動作でも完成する映像は大きく変わります。

Firefly Videoにはカメラモーションを直接選ぶ機能もあるため、プロンプトと設定で同じ方向性を指定すると意図を整理しやすくなります。

被写体を増やしすぎない

「人が5人いて、犬が走り、車が通り、鳥が飛び、電車も動く」という映像は、一つの短いクリップとしては条件が多すぎます。

Adobeはプロンプト内で5つを超える被写体を使用するとFireflyが混乱する可能性があるため、被写体数を制限することを推奨しています。

複雑な場面が必要なら、一度にすべてを生成しようとせず、ショットを分ける方法があります。

例えば「街の全景」「人物が歩く場面」「商品を持つ手元」という3本の短い動画を作り、あとから編集でつなぐほうが修正もしやすくなります。

曖昧な形容詞を具体的な映像表現へ変える

「かっこいい」「エモい」「おしゃれ」といった言葉だけでは、人によって想像する映像が違います。

「夕日の逆光」「暗い青色の照明」「浅い被写界深度」「ゆっくりしたズーム」「雨に反射するネオン」といった、画面上で確認できる表現へ置き換えると指示が明確になります。

Adobeも照明、映画撮影、カラーグレーディング、ムード、美的スタイルについて具体的な単語を使うことを推奨しています。

一度に全部直さず反復する

生成結果が気に入らなかったとき、プロンプト全体をまったく別物にすると、何が改善につながったのかわからなくなります。

例えば人物はよいのにカメラだけ速すぎるなら、「人物や背景の説明は残し、カメラの速度だけ変更する」という修正をします。

同じシード、プロンプト、コントロール設定を使えば類似したアセットを生成しやすくなるため、似た構図を保ちながら調整したい場合はシードも役立ちます。

Adobe Fireflyで使える動画生成プロンプト例

プロンプトの理屈がわかっても、最初の1文を書くところで止まってしまうことがあります。

ここでは用途別に、そのまま構造を真似できる例を紹介します。固有の商品や人物を使う場合は、被写体部分だけ自分の内容へ置き換えてください。

人物を映画風に撮るプロンプト例

「雨上がりの夜の街を黒いロングコートの女性がゆっくり歩いている。カメラは腰の高さから女性の横を滑らかに追従する。濡れた道路にネオンの光が反射している。映画のような低照度、浅い被写界深度、自然な動き。」

人物、動作、場所、カメラ、光をそれぞれ指定しています。

「映画風」だけで終わらず、何によって映画らしく見せたいのかを書くのがポイントです。

風景やBロールを作るプロンプト例

「早朝の静かな湖。薄い霧が水面の上をゆっくり流れ、湖畔の木々が弱い風でわずかに揺れている。カメラは水面近くからゆっくり前進する。柔らかな朝日、自然な色、落ち着いたドキュメンタリー映像。」

Bロールでは目立つアクションを大量に入れる必要はありません。

ナレーションの邪魔をしない映像なら、霧、光、水面、木々など小さな動きを組み合わせるだけでも成立します。BロールはAdobe自身も動画生成の代表的な用途として紹介しています。

商品動画を作るプロンプト例

「黒いテーブルの中央に透明な香水ボトルが置かれている。柔らかな光がボトルのガラス表面を左から右へゆっくり移動する。カメラは商品へ非常にゆっくりズームインする。背景は暗く、上品で高級感のある広告映像。」

商品そのものを大きく変形させたくない場合は、商品を激しく動かすより、光やカメラを動かすほうが扱いやすいことがあります。

実在商品の写真を正確に保ちたい場合は、文章だけで再生成せず、その商品画像を開始フレームや参照素材として利用する方法も検討しましょう。

写真を自然に動かすプロンプト例

「人物はその場でゆっくり顔を右側へ向け、自然に微笑む。髪と服が弱い風でわずかに揺れる。背景の木々も軽く動く。カメラは固定し、大きな構図変化は起こさない。」

画像から動画を生成するときは、画像内にすでに見えている内容を長々と説明し直すより、「これから何が動くか」を中心に書くと整理しやすくなります。

開始フレームだけを追加した場合はカメラモーションも選択できます。

縦型SNS動画のプロンプト例

「夜のライブ会場で観客が両手を上げて盛り上がっている。ステージから青と紫のライトが客席へ伸びている。縦長の構図で中央の人物を中心に捉え、カメラはわずかにハンドヘルドで前進する。臨場感のあるライブ映像。」

縦型コンテンツでは、画面左右の広がりより中央付近の被写体を意識すると切り抜き事故を減らしやすくなります。

生成前に9:16など目的に合った比率を設定しておきましょう。

悪いプロンプトを改善するとどう変わる?

例えば、

「夜の街を歩く女性。かっこいい動画。」

では、場所やカメラ、光、歩き方など多くをAIへ任せています。

これを、

「雨上がりの夜の繁華街を黒いコートの女性がゆっくり歩く。カメラは腰の高さから人物を横方向に追従する。濡れた道路に赤と青のネオンが反射している。浅い被写界深度、低照度の映画風映像。」

とすれば、何を画面に出したいのかが明確になります。

重要なのは文字数ではありません。「誰が・何をする・どこで・どう撮る・どう見せる」を曖昧にしないことです。

画像からAdobe Fireflyで動画生成する使い方

写真やイラストなど、すでに使いたいビジュアルがある場合は画像から動画生成が便利です。

特に「この人物の構図を残したい」「この商品写真を動画化したい」「作ったAI画像に少しだけ動きを付けたい」というケースでは、テキストだけの生成より目的を伝えやすくなります。

最初のフレームに画像を追加する

Fireflyで「動画を生成」を開き、モデルにFirefly Videoを選びます。

「フレーム」から最初のフレームを選び、端末またはAdobeクラウドストレージから画像をアップロードします。生成動画はその画像を開始地点として作られます。

そのうえで、「髪が風で揺れる」「水面に波が広がる」「カメラがゆっくり近づく」など、どのような変化を起こしたいのかを書きます。

画像を使えば必ず元の見た目が完全固定されるわけではないため、顔や商品の形を厳密に保つ必要がある用途では生成結果を必ず確認しましょう。

最初と最後のフレームを指定する

Firefly Videoでは、開始画像に加えて終了画像も設定できます。

2枚の画像が固定ポイントになり、最初の画像から始まり最後の画像で終わるように生成がガイドされます。

例えば同じ部屋の昼と夜、閉じた箱と開いた箱、消灯したステージと照明がついたステージなど、「状態が変化する動画」を作るときに利用できます。

ただし、開始フレームを追加するとショットサイズ、カメラアングル、スタイル、構成参照、透明な背景など一部の設定が利用できなくなります。終了フレームまで追加するとモーション設定もオフになります。

設定項目が突然消えた場合は、フレーム指定との組み合わせを確認してください。

画像が勝手に切れる場合は縦横比を確認する

画像と生成動画の縦横比が一致していない場合、画像が切り抜かれることがあります。

Adobeの動画生成FAQでも、必要なサイズに合わせるため中心から切り抜かれ、画像端が失われる場合があると案内されています。

顔や商品ロゴなど重要な要素を端に置いた画像では特に注意が必要です。

生成ボタンを押す前に切り抜きを調整するか、投稿先の縦横比に合わせて元画像を準備しておくと安心です。

カメラ設定を使うと動画らしい動きを作りやすい

AI動画では「何が映るか」と同じくらい「どう撮るか」が印象を左右します。

Firefly Videoにはショットサイズ、アングル、モーションを選択する機能があるため、カメラ用語を少し覚えておくだけでも狙った映像へ近づけやすくなります。

ショットサイズで被写体の見せ方を変える

顔や細かなパーツを大きく見せるならクローズアップ、人物と周囲を両方見せるならミディアムショット、景色まで広く見せるならロングショットが使いやすいでしょう。

Firefly Videoでは超クローズアップ、クローズアップ、ミディアム、ロング、超ロングなどを選択できます。

商品紹介で小さなディテールを見せたいのに超ロングショットを選ぶなど、目的とショットサイズが合わないとプロンプトが良くても見せ方が弱くなります。

「何を一番見せたい動画なのか」から逆算して選びましょう。

アングルで印象を変える

アイレベルは自然な目線、ローアングルは下から見上げる構図、ハイアングルは上から見下ろす構図です。

料理や机上の商品ならトップダウン、広い土地や景色なら航空写真のような構図も使えます。Firefly Videoにはこれらのアングルが選択肢として用意されています。

ただ珍しいアングルを選べばよいわけではありません。

人物の自然な会話を見せたいのに極端なトップダウンを選ぶなど、内容とアングルが合わない場合はかえって違和感が出ます。

カメラモーションは一つずつ試す

Firefly Videoではズームイン、ズームアウト、左右への移動、上下へのチルト、静止、ハンドヘルドなどを設定できます。

初めて使う場合は、被写体にも大きな動きを付けながらカメラも激しく動かすより、どちらか一方をシンプルにして確認するのがおすすめです。

例えば人物が複雑に動くならカメラを固定する。

被写体が静止している商品ならカメラをゆっくりズームさせる、と分けると失敗原因を見つけやすくなります。

参照動画のカメラワークを使うこともできる

文章で「こういうカメラの動き」と説明しにくい場合は、参考動画を使えます。

Firefly Videoでは参照動画からパン、ズーム、チルト、モーションパスなどを抽出し、新しく生成する動画のカメラモーションをガイドできます。参照動画は5〜10秒、200MB以下である必要があり、5秒を超える場合は最初の5秒が参照として使われます。

なお、モーション参照を使うとショットサイズ、カメラアングル、動きの手動設定は無効になります。

自分で利用する権利を持つ動画を参照素材として使うことも忘れないようにしましょう。

Firefly Video Modelとパートナーモデルはどう選ぶ?

Fireflyでは選べる動画生成モデルが増えているため、「どれを使えばいいのかわからない」という新しい悩みも出てきました。

検索意図が単純な動画生成の使い方なら、最初から全モデルのスペックを覚える必要はありません。目的に合う機能がFirefly Videoにない場合だけ、パートナーモデルを比較するとわかりやすいです。

目的別|モデル選びの目安
やりたいこと検討しやすいモデル・方法
初めて動画生成を試したいFirefly Video
カメラ設定を細かく試したいFirefly Video
15秒までの動画を作りたいKling 3.0系、Seedance 2.0系
動画と同期した音も生成したいKling 3.0系、Veo 3.1系、Seedance 2.0系
複数の参照素材を使いたいSeedance 2.0系など
4Kで直接生成できるモデルを試したいRay3.14系
生成後の動画を文章で修正したい対応するKling・Runway・Ray系編集モデル
Firefly Videoで作った映像を4K化したい動画アップスケール

Kling 3.0とKling 3.0 Omniは最大15秒まで設定でき、同期したサウンド、音楽、会話の生成にも対応しています。

Seedance 2.0とSeedance 2.0 Fastは4〜15秒を設定でき、最大12個の参照アセットと同期オーディオを利用できます。

Ray3.14およびRay3.14 HDRでは720p、1080pに加えて4Kも選択できます。

モデルは今後も追加・変更される可能性が高いため、記事のモデル一覧だけを頼りにせず、実際のFirefly画面で利用可能なモデルと設定を確認してください。

Adobe Fireflyで4K動画を作るには?

「Adobe Fireflyは4K動画を作れるの?」という疑問もあるでしょう。

ここで分けて考えたいのが、Firefly Video Modelで最初から生成する解像度と、Firefly全体として最終的に4K動画を作れるかです。

Firefly Video Modelの基本生成と4K化は別

Firefly Video Modelの動画生成では、生成クレジット表に540p、720p、1080pが設定されています。

一方、Fireflyには生成済みまたはアップロードした動画をアップスケールする機能があり、出力解像度として1080pまたは4Kを選択できます。

つまり、

「最初からFirefly Video Modelで4K生成する」

ことと、

「Fireflyで作った動画をあとから4Kへアップスケールする」

ことは分けて考える必要があります。

まず内容を決めてから4Kへ上げる

構図や動きが決まっていない段階から高画質にこだわるより、先に「使える映像か」を決めるほうが効率的です。

Fireflyの動画アップスケールでは、1080pまたは4Kを選ぶだけでなく、自然な補正を重視する設定と、より強いディテール復元を狙う設定を選択できます。

アップスケール処理にも生成クレジットが関係するため、何本も候補を4K化するより最終候補へ絞ってから処理するほうが無駄を減らせます。

4Kを直接選べるパートナーモデルもある

Firefly内のすべての動画モデルが同じ解像度というわけではありません。

例えばRay3.14とRay3.14 HDRは、Adobe公式ヘルプ上で720p、1080p、4Kに対応しています。

そのため「4KだからFirefly Video Modelしか選べない」「Fireflyでは4Kを扱えない」という理解は正しくありません。

どのモデルで生成するかと、生成後にアップスケールするかを分けて選びましょう。

Adobe Fireflyで生成した動画をあとから修正する方法

AI動画は「ほぼ良いのに背景だけ違う」「商品は良いのに色だけ直したい」という結果になることがあります。

以前ならプロンプトを書き直して最初から再生成する場面でしたが、現在のFireflyには生成済み動画を文章で編集するワークフローもあります。

「プロンプトでクリップを編集」を利用する

動画を生成したあと、編集から「プロンプトでクリップを編集」へ進みます。

対応するパートナーモデルを選び、「背景を夜に変更する」「赤い物体を削除する」といった変更内容を文章で入力して生成できます。

現在Adobeが案内している対応モデルにはKling 3.0 Omni、Runway Gen-4 Aleph、Ray3.14 Modify、Ray3 Modifyがあります。

ただし、AI編集でも元映像を完全に保持したまま一部分だけ必ず変えられるとは限りません。

重要な商品形状や人物の顔など、変化してはいけない部分がある場合は編集後にフレーム単位で確認しましょう。

動画エディターで複数クリップをつなげる

Fireflyには動画エディターのタイムラインがあり、生成したクリップを並べて一つの動画へまとめられます。

FireflyワークスペースではタイムラインからFirefly動画エディターへアクセスし、クリップの整理や動画プロジェクトの作成、プロジェクト内での動画生成などができます。

AI動画は短いショットごとに作ったほうが調整しやすいため、

「5秒を何本か作る→良い部分だけ残す→タイムラインでつなぐ」

という考え方は相性がよいでしょう。

なおFirefly動画エディターは2026年7月時点でChromeとEdgeがサポート対象で、SafariやFirefoxでは一部機能へアクセスできない可能性があります。通常のテキスト・画像からの動画生成ではChrome 108以降とSafari 15以降がサポートされているため、両者を混同しないよう注意してください。

Adobe Fireflyの動画生成は無料?料金と生成クレジット

Fireflyは有料プランだけのサービスではなく、無料で試すこともできます。

2026年8月9日時点のAdobe公式料金ページでは、プランへ加入しなくても画像、動画、オーディオを毎日一定回数生成でき、無料生成の上限は毎日リセットされると案内されています。

有料プランの料金と生成クレジット

2026年8月9日時点の通常料金は次のとおりです。

プラン通常月額(税込)月間生成クレジット
Firefly Standard1,580円2,000
Firefly Pro3,180円4,000
Firefly Pro Plus6,600円10,000
Firefly Premium31,680円50,000

Adobe公式料金ページでは、Standard、Pro、Pro Plus、Premiumについて上記の料金とクレジットが掲載されています。

2026年8月9日時点では、Pro PlusとPremiumの初年度価格を30%割引するキャンペーンや、対象プランで一部モデルを最大1年間無制限生成できる特別オファーも案内されています。いずれも期間や対象モデルが変わる可能性があるため、契約直前に公式料金ページを確認してください。

Firefly Video Modelは画質によって消費量が違う

Firefly Video Modelの24FPS動画では、Adobe公式の生成クレジット表で次の消費量が示されています。

解像度1秒あたり5秒なら
540p20クレジット100クレジット
720p50クレジット250クレジット
1080p100クレジット500クレジット

この数字を見ると、試行錯誤時に画質を下げる意味がわかります。

5秒の構図確認だけであれば、1080pを1回生成するクレジットで540pを5回試せる計算になります。

クレジットを節約したい場合は、次の使い方が効果的です。

  • 最初は540pなど低めの解像度で構図と動きを確認する
  • 一度にプロンプト全体を変えず、失敗した部分だけ修正する
  • 良い結果が出たプロンプトと設定を残しておく
  • シードを利用して似た結果を狙う
  • 最終候補へ絞ってから1080p生成や4Kアップスケールを行う

同じシード、プロンプト、コントロール設定を利用すると類似したアセットを生成しやすくなります。

Adobe Fireflyで生成した動画は商用利用できる?

ブログ、YouTube、SNS、広告など収益につながる場所で使う場合は、操作方法だけでなく権利面も確認しておきたいところです。

AdobeはFireflyについて、Betaラベルのない機能で生成した出力を商用プロジェクトに利用できると案内しており、Beta機能についても製品内で特に明記されていない限り商用プロジェクトで使用できると説明しています。

Fireflyモデルとパートナーモデルを同じものとして考えない

Fireflyの画面から生成した動画でも、使用しているAIモデルは同じとは限りません。

AdobeのFireflyモデルと、Google、Kling、Luma AI、Runwayなどが提供するパートナーモデルが存在します。パートナーモデルを選択すると、Adobe以外の組織が開発したモデルを利用することなどについて確認が表示されます。

仕事や広告で使う場合は「Fireflyで作ったから大丈夫」と一括りにせず、どのモデルで生成したのかを記録しておくほうが安心です。

入力する画像の権利も確認する

生成結果の扱いとは別に、アップロードする写真や動画を使う権利があるかも確認する必要があります。

Adobeも動画生成時には、アップロード画像を使用する権利があることを確認するよう案内しています。

特に次のような素材は注意しましょう。

  • 他人が撮影した写真や動画を無断でアップロードする
  • 著名人や一般人の写真を許可なく広告素材として使う
  • 他者が制作したイラストやキャラクターを無断で動画化する
  • ブランドロゴや商品画像を権利関係を確認せず利用する
  • 購入素材をライセンス条件を確認せず生成AIへ入力する

AIへアップロードできることと、公開・商用利用する権利があることは別です。

特に収益化したブログ、YouTube、クライアントワークなどでは入力素材の出所を残しておくと管理しやすくなります。

パートナーモデルへ送られるデータにも注意する

社外秘の商品画像などを扱うなら、パートナーモデル利用時のデータ処理にも目を向けましょう。

例えばAdobeはSeedanceについて、利用時にはプロンプトと参照ファイルが処理のためモデルプロバイダーへ送信されると説明しています。一方、Adobeは生成AIモデルのトレーニングに顧客コンテンツを使用しないとしています。

これはSeedanceだけを危険視するという意味ではありません。

未公開のクライアント素材や機密情報を生成AIへ入力する場合は、使うモデルの利用条件や社内ルールを確認する習慣を持つことが大切です。

Content Credentialsが付くこともある

Adobeはコンテンツの来歴やAI利用を示す仕組みとしてContent Credentialsを推進しています。

Firefly出力の特定の書き出しではContent Credentialsが自動適用され、AIツールが使われたことなどを示す情報が付加されます。

AIで生成したことを隠すための仕組みではなく、どのように作られたコンテンツなのかという透明性を高めるためのものです。

透明な背景の動画もFireflyで生成できる

動画生成の用途によっては、背景そのものが不要な場合もあります。

煙、光、装飾アニメーションなどを他の映像へ重ねたいなら、Firefly Videoの透明背景機能を利用できます。

透明背景を有効にして生成する

Firefly Videoを選び、「詳細設定」で透明な背景を有効にします。

通常の動画と同じようにプロンプトを書き、必要に応じて開始・終了フレームも設定できます。透明背景のフレーム画像を使う場合は、透明部分を含むPNGが必要です。

生成後には透明、白、黒、緑などの背景で見え方をプレビューできます。

ダウンロード時には前景動画と透明度情報を持つアルファ動画が含まれ、それらを動画編集ソフトで利用できます。

普通のSNS動画やブログ用Bロールでは必須ではありません。

一方でエフェクト素材を作りたい人には便利なので、必要になったときに思い出せれば十分です。

Adobe Fireflyで動画生成できないときの原因と対処法

Fireflyで思った動画にならない場合と、そもそも生成ボタンが動かない場合では原因が異なります。

プロンプトだけを何度も書き換える前に、「映像内容の問題」と「利用環境の問題」を分けて確認しましょう。

人物や物体が崩れる場合

Adobeは動画生成の既知の問題として、人間や動物が動く際の形状の歪み、不要なオブジェクトの追加、意図しない動きなどを挙げています。

そのため、指の形や人物の細部がおかしいからといって、必ずプロンプトの書き方だけが原因とは限りません。

動きを小さくする、被写体を減らす、クリップを分割する、開始画像を利用するといった方法で条件を単純化してみましょう。

生成ボタンが押せない場合

生成機能は地域、ユーザー種別、規制要件、プランなどによって利用可否が異なる場合があります。

またFirefly動画生成は現在、小中高校ユーザーには提供されていません。

組織アカウントを利用している場合は、管理者側でFireflyやサードパーティモデルへのアクセスが制限されている可能性もあります。

ブラウザーやタブの使い方を確認する

通常のテキストから動画生成・画像から動画生成について、AdobeはChrome 108以降とSafari 15以降をサポートブラウザーとして案内しています。

Windows 10以降、macOS 12以降、ChromeOSがデスクトップ側の対応環境です。

生成中はタブやブラウザーウィンドウを閉じず、複数のタブやウィンドウから同時生成することも避けたほうがよいとされています。

問題が起きたときは、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。

  • 選択しているモデルと必須設定を確認する
  • プロンプトが8語以上・1800文字以内か確認する
  • ChromeまたはSafariの対応バージョンを使う
  • 動画生成中に別タブから同時生成しない
  • エラーが続く場合は少し時間を置いて再度試す

Adobeは同時生成を避け、エラーが発生した場合は1分ほど待って再試行する方法を案内しています。

Adobe Fireflyの動画生成に関するよくある質問

最後に、Adobe Fireflyで動画生成する際に疑問になりやすい項目をまとめます。

ここだけ読んでも結論がわかるように整理しているので、実際の操作中に迷ったときにも確認してみてください。

Adobe Fireflyの動画生成は無料ですか?

無料で試すことができます。

Adobe公式の料金ページでは、プラン未加入でも画像、動画、オーディオを毎日一定回数無料生成でき、上限は毎日リセットされると案内されています。

継続して多くの動画を作る場合は、生成クレジットが付属するFirefly有料プランを検討するとよいでしょう。

Fireflyでは何秒の動画を生成できますか?

Firefly Videoでは基本的に5秒・24FPSで動画を生成します。

ただしパートナーモデルでは異なります。

Kling 3.0系は最大15秒、Seedance 2.0系は4〜15秒、Runway Gen-4.5は5秒・8秒・10秒、Veo 3.1系は4秒・6秒・8秒など、モデルによって選択肢が変わります。

写真やイラストを動かせますか?

できます。

画像から動画生成で最初のフレームとして画像を追加し、どのような動きを加えるかプロンプトで指定します。開始フレームと終了フレームの両方を設定することも可能です。

日本語のプロンプトでも使えますか?

Adobeの日本語版Fireflyヘルプでは、日本語による動画生成プロンプト例やプロンプトの書き方が案内されています。

日本語でも、被写体だけを書くのではなく、アクション、場所、カメラ、光、雰囲気などを具体的に説明しましょう。

文字が入った動画を生成できますか?

Fireflyの動画生成では、動画に表示したいテキストを二重引用符で囲んでプロンプトへ含める方法が案内されています。

ただし文字は視認性や綴りを必ず確認してください。

タイトルや字幕など正確性が重要な文章は、生成時に焼き込むより動画編集時にテキストとして追加する方法もあります。

スマホでも動画を生成できますか?

テキストから動画生成と画像から動画生成は、デスクトップに加えて一部のモバイルデバイスでも利用できます。

Fireflyモバイル版にも動画生成のワークフローがあります。

ただし、細かな設定や複数の素材を比較しながら作業する場合は、画面の広いPCのほうが操作しやすいでしょう。

Fireflyで動画と一緒に音も生成できますか?

モデルによっては可能です。

例えばKling 3.0とKling 3.0 Omniでは同期したサウンド、音楽、会話を生成でき、Seedance 2.0系にも同期オーディオがあります。Veo 3.1系でもオーディオ生成オプションが用意されています。

Firefly Videoで映像を作り、あとから効果音などを追加する方法もあるため、映像生成と音声生成を必ず一度に済ませる必要はありません。

Fireflyで4K動画を作れますか?

作れますが、方法を区別する必要があります。

Firefly Video Modelの基本動画生成では540p、720p、1080pが生成クレジット表に掲載されています。一方、Fireflyの動画アップスケールでは1080pまたは4Kを選択でき、Ray3.14系など4K生成に対応するパートナーモデルもあります。

生成した動画をブログやYouTubeで使えますか?

Fireflyで生成された出力は、Adobeが示す条件の範囲で商用プロジェクトへ利用できます。

ただし、アップロードした画像・動画を使用する権利や、第三者の肖像・商標・著作物などについては別途確認が必要です。

またパートナーモデルを利用する場合は、選択したモデルの条件も確認しましょう。

Adobe Fireflyの動画生成は「5秒の目的」を決めると使いやすい

Adobe Fireflyで動画生成する基本的な使い方はシンプルです。

Fireflyで「動画を生成」を開き、モデル、解像度、縦横比を選び、作りたい映像をプロンプトに入力して生成します。写真やイラストを動かしたい場合は開始フレームとして画像を追加し、必要なら終了フレームやカメラモーションも設定できます。

ただし、本当に使いやすくなるポイントは「長いプロンプトを書くこと」ではありません。

この5秒で何を見せたいのかを一つ決め、被写体、動作、場所、カメラ、雰囲気を整理することです。条件を詰め込みすぎず、一つの短いショットに目的を絞れば、失敗したときも直す場所がわかります。

例えば30秒の映像を作りたい場合も、最初から30秒すべてを一つのAI生成に任せる必要はありません。

「街の全景」「人物が歩く」「商品をアップで見せる」「最後の印象的なカット」というように短い動画へ分け、良いクリップだけを編集でつなぐ方法があります。Fireflyには生成した動画をタイムラインへ取り込み、編集する環境も用意されています。

また、動画生成では試行錯誤のたびに生成クレジットを使います。

最初は540pなどで動きや構図を確認し、気に入った結果が出たら高解像度で仕上げる。必要なら1080pや4Kへアップスケールし、背景や物体を少し直したい場合はプロンプト編集を使う、という順番にすると無駄を減らせます。

モデル選びでも同じです。

初めてならFirefly Videoで基本操作を覚え、長い動画や同期オーディオ、複数の参照素材、4K生成などが必要になったところでKling、Veo、Seedance、Ray、Runwayなどを比較すれば十分です。現在のFireflyは、一つの画面からAdobeモデルと複数のパートナーモデルを選択できる環境になっています。

まずは「5秒で一つのことだけを見せる」動画から始めてみてください。

構図と動きを一つずつ調整していけば、Adobe Fireflyの動画生成は、SNS用の短い映像やブログのBロール、商品イメージ、コンセプト映像などを作る実用的な選択肢になります。

  • 最初はFirefly Videoで基本操作を覚える
  • 試作は低めの解像度で行い、完成候補だけ高画質にする
  • 1本の短いクリップで「何を見せるか」を一つに絞る

出典・参考情報

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